製品事例
組立図からの部品製造

材質 | SS400 |
---|---|
製品特性 | 製罐品 |

お客様の相談・悩み
E社様は製罐品の製作において、部品のバラシ作業が必要でしたが、この作業には多くの時間と人手がかかり、社内リソースでは対応しきれない状況でした。そのため、外注先を探していたものの、適切なパートナーが見つからず、作業遅延や納期への影響が懸念されていました。
抱月工業の課題解決
製罐品における組み立て図と展開図について
組立図は、完成品の全体像を示し、部品同士の接合方法や位置関係を明確にします。これにより、作業者が完成品を正確に組み立てるための指針となります。一方、展開図は、部品を平面上で展開した図面で、材料の切り出しや加工の基準となります。これにより、材料の最適利用や加工精度の向上が図れます。
今回のように組立図しか用意ができない場合は、組み立て図を基に、部品ごとの寸法や形状を確認し、手作業で展開図を作成する必要があります。
・各部品を平面に展開するための計算。
・必要な折り曲げや加工部分の補正(曲げしろの考慮など)。
・切り出し用の材料取り図の作成。
などの作業が必要なため、内製化することが難しいお客様も多いですが、抱月工業はモノづくり技術部を有していることで、組立図から展開図をつくることもできますので、効率化と正確性の向上を図りながら、製品を形にすることが可能です。
効果・メリット
トータルコストの削減
抱月工業のモノづくり技術部は、お客様と密に連携し、図面のすり合わせを行いました。その結果、従来の詳細な設計作業を省略し、組図のみでの依頼をいただけることが可能となりました。この取り組みにより、社内のリソースをより効率的に活用でき、他の業務に割り振ることができました。さらに、お客様にとっては製造工程の効率化が実現し、トータルコストの削減が達成されました。お客様のニーズに合わせた柔軟な対応と、業務プロセスの最適化により、双方にとってメリットのある結果となりました。
その他写真

contact
お問い合わせ
お客様が抱える課題、ご相談やお見積もりは
お気軽にお問い合わせください。
全国対応可能です。
お見積もり・加工のご相談はこちら