これ知ってた?溶接の“音”でわかる職人の腕前!!





こんにちは、抱月工業です!

今日はちょっとマニアックな話題。
ものづくりの現場で働く私たちにとって、”音”は意外と大切な判断材料になることがあります。
特に「溶接」における音は、その作業の安定性や職人の技量を“耳で判断できる”んです👂✨
■「音を聞けば、だいたい分かるよ」
これは、弊社のベテラン溶接工・Yさんの言葉。
Yさんいわく、「上手な人の音は静かで一定。ヘタな音はバチバチ暴れてる」とのこと。
実際、TIG溶接では「ジーーーー……」と一定に響く音が理想。
MIGやMAG溶接では「パチ、パチ、パチ…」と小気味よいリズムで弾ける音が、安定したビード形成の証だそうです。
逆に「バチバチバチッ!!」と不規則に火花が散っている音は、
アーク長が不安定だったり、電流が合っていない、あるいは溶接速度にムラがある…などのサイン。
■耳も「センサー」のひとつ
現場では、目で見るのはもちろん、
「音」や「におい」「振動」など、五感をフルに使って状態を確認しています。
例えば、
熱が入りすぎていると「音が重たくなる」
ガス流量が多すぎると「ブォーーッと音が膨れる」
板厚に対して熱量が足りないと「音が途切れがちになる」
など、“音の違和感”がトラブルの前兆を教えてくれることも多いんです。
■若手にも「音を聞いてみて」と伝える理由
最近は自動化や溶接ロボットの導入も進んでいますが、
それでも“人の手”でしかできない繊細な加工もたくさんあります。
そんな時、Yさんは若手にこう言います。
「音を覚えたら、見えないミスにも早く気づけるようになるぞ」
「“いい音”を出せた日は、自分で『今日は冴えてる』って分かるもんや」
ただ機械を動かすだけでなく、“感覚を研ぎ澄ませて技を磨く”——
それが溶接という仕事の奥深さであり、面白さでもあります。
■見えない職人技、聞いてみませんか?
抱月工業の現場には、音で技術を伝える“耳のいい職人”がたくさんいます。
もし会社見学やインターンでお越しいただく機会があれば、ぜひその「音」にも耳を澄ませてみてください。
「仕事の音が、かっこよく聞こえる」——
そんな感覚になったら、あなたももう“現場の虜”かもしれません!
▼こんな方に読んでほしい
製造業ってなんかかっこいいと思ってる方
モノづくりに興味があるけど不安な方
職人のリアルな世界をのぞいてみたい方
次回も、現場のちょっとディープな話をお届けします!
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