製品事例
SS400厚板ベースプレートの穴あけ加工・ザグリ加工

| 材質 | SS400 |
|---|---|
| 寸法・精度 | 250mm×480mm |
| 板厚 | 12mm |
| 製品用途 | 建設機器用ベースプレート |
| 数量 | 8枚 |
| 加工技術 | レーザー切断 |
| 製品特性 | SS400材の手配~切断、マシニング加工~塗装まで一貫対応 |
| 使用した設備 | 12kwファイバーレーザー(日酸TANAKA)FMRⅡ-TF12000 |
お客様の相談・悩み
Y社様よりベースプレートについてのご相談をいただきました。
これまでは他社に依頼されていたそうですが、コストの見直しで、どの加工業者へ依頼するのが最適かを検討されていました。
ヒアリングを進める中で、これまでは、「切断加工・穴あけ加工・塗装」といった工程をそれぞれ別の業者に分けて依頼しており、一つひとつの加工単価は大きくないものの、工程管理や手配の手間を含めると間接的なコストがかさんでいる状況が見えてきました。
そのため、品質は確保しつつ、工程をまとめることでトータルコストを抑える方針で提案を進めました。
抱月工業の課題解決
穴あけ加工・ザグリ加工とは
穴あけ加工とは、鋼板やプレート材に対して、ボルトやアンカーボルトを取り付けるための穴を加工する工程です。ドリル加工や機械加工によって行われ、穴径・位置精度・ピッチ精度が製品品質に大きく影響します。ベースプレートの場合、
・アンカーボルトの位置と合うこと
・現地施工時に無理なくボルトが通ること
が求められるため、図面通りの正確な穴位置と安定した加工精度が重要になります。
ザグリ加工とは、ボルトやナット、座金の頭部を収めるために、穴の上部を円筒状または段付き形状に加工する工程です。
ベースプレートにおいては、
・ボルト頭を表面から出さない
・座金を安定して設置する
・据付時の干渉を防ぐ
といった目的で、ザグリ加工が用いられます。ザグリ加工では、深さ・直径・同軸度(穴との芯ズレ)が重要で、深さにバラつきがあるとボルトの締結状態や施工性に影響が出る場合があります。
穴あけ加工やザグリ加工自体は対応可能なマシニング加工会社も多いですが、選択肢が多い分、品質・コスト・納期のバランスをみて本当に良い提案をしてくれる加工業者を選定する必要があります。
切断から塗装まで一貫対応、工程集約によるトータルコストの削減
切断加工から穴あけ加工・ザグリ加工、さらに塗装(外部パートナーにて)までを一貫対応することで、トータルコストの最適化を図りました。
塗装工程まで抱月工業内で対応することで、Y社様の外注手配や工程間の調整を減らし、管理工数などの手間を削減しました。
このように、加工単体の難易度ではなく、工程をまとめて任せられる体制を評価いただき、結果として間接的なコスト削減につながる形となりました。
加工品質を上げるためのポイント
レーザー切断加工
高出力のレーザーにより、12mm厚の鋼板を精密に切断しています。熱変形を抑えつつ、後工程のマシニング加工がしやすいようにレーザー切断時の速度・順番を最適化し、バリ・カエリを最小化しています。
機械加工(マシニングセンター)
穴あけ加工・ザグリ加工では、高精度位置決めをするための専用治具を使用しています。皿モミや端面加工も同時に実施。同時加工治具を活用することで、8枚を効率よく加工し、加工精度とコストダウンを両立しました。
外観検査・寸法検査
全数検査により、各穴径・ピッチ・平面度を確認。三次元測定機も活用し、高品質保証体制を確立しています。
外観部品でしたので、塗装後の見た目品質にも配慮し、面取りやマスキング位置にもこだわりました。
効果・メリット
ベースプレート製作工程全体を見据えた対応でコストの最適化
切断・穴あけ加工・ザグリ加工・塗装をまとめて対応することで、複数業者への発注や調整が不要となり、加工単価だけでなく間接的な管理コストの削減につながりました。
また品質の保証を全て抱月工業にて行うことで、ばらつきのない安定した仕上がりを実現し、お客様にご安心いただける製品を納めることができました。
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