加工技術

ガス切断とは、燃料ガスを使用して鋼板の切断をする方法です。鉄と酸素を化学反応させ、「酸化」と「燃焼」を利用します。部材の切断面は溶解して荒くなる傾向があるため、精度は作業者の技術に左右されます。切断時、母材に熱を加えるので変形することもあり、ガス切断での加工可否は事前に判断する必要があります。

マシニング加工とは、切削工具を用いて金属を高精度に加工する技術です。NC（数値制御）装置を搭載したマシニングセンタを使用し、複雑な形状や微細な部品の製作が可能です。当社では、小サイズ～中サイズの部品加工を得意としており、多品種少量生産から量産まで、幅広いニーズに対応しています。

曲げ加工とは、プレス加工の一つで金属に圧力をかけて曲げる加工技術です。金属の特性を理解した上で適切な機器を使用しなければ、割れが発生したり図面通りの角度に曲げることができないため、仕上がりが作業者の熟練度に左右されます。

開先加工とは、溶接時の接合部を強固にするために、金属の端部を斜めに削る加工技術です。この加工により、溶接材の密着性が向上し、仕上がりの強度や品質が大幅に高まります。当社では、さまざまな形状や材質に対応した高精度な開先加工を行い、大型構造物や精密部品の溶接に最適な仕上がりを提供しています。

ショット加工とは、金属表面に細かい粒子（ショット）を高速で吹き付けることで、表面の強化や錆の除去を行う加工技術です。この加工により、金属の疲労耐性を向上させたり、塗装やコーティングの密着性を高めたりする効果があります。当社では、幅広い材質やサイズに対応したショット加工を行い、高品質な仕上がりでお客様の多様なニーズにお応えしています。

溶接加工とは、金属や材料同士を熱や圧力で結合し、一体化する技術プロセスです。正確で耐久性が重要な製造の基盤です。
当社では熟練度の高い「溶接士」を含む溶接工が5名在籍、また京都工場には5台のロボット溶接機を設置、小型から大型まで様々な製品の溶接加工が可能です